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『思考は現実化する』の仕組みを紐解く

こんばんは!

今週も忙しい毎日を過ごしておりますが、そのおかげで余計な雑念を考える暇もなく生きることができています。

さあ今回は『思考は現実化する』という言葉を取り上げていきます。

『思考すればそれが現実になるんだ』という意味合いに聞こえる言葉ですが、その言葉の本当の意味を紐解いていきます。

ご期待ください。

「思考は現実化する」

まず「思考は現実化する」という言葉について初めて聞いたという方もいらっしゃると思いますので簡単に説明しておきます。

これは成功哲学の第一人者ナポレオン・ヒルの著書として世の中に知れ渡った言葉です。

一見すると思考さえすればそれが現実化するんだという風に捉えてしまいがちですが、それではこの言葉を誤解していることになります。

例えば「大金持ちになりたい」と思ったとして、それが現実で叶うでしょうか?そんなわけはありませんよね。大金持ちになりたいならば、実際にお金を稼ぐための方法を考えてそのために色々な行動を起こしていかなければなりません。

じゃあナポレオン・ヒルは嘘つきなのかというとそういう話ではありません。思考を現実化させるためにはこの言葉をもう少し掘り下げて考える必要があります。

以下では理解しておくべき3つのポイントについて書いていきます。

ポイント1:思考には本音と建前がある

思考を現実化させるポイントの1つ目は、思考には本音と建前の2種類があるということです。私達は普段、本音と建前を使い分けながら生きています。

そして驚くべきことに
本音には自分自身でも気づけていない場合があるということです

以下で例を挙げます。想像してみてください。

あなたの知り合いが自信満々に「私は起業をする!」と宣言したとします。
しかし何年経っても会社を辞める気配はないし、それどころか自分が起業できない理由を周囲に話しては現状に文句を言っています。
会社が忙しい、奥さんがうるさい、友達が止めてくる。
このように何かと起業できない理由を作っているうちに、結局起業をするという話はなかったことになりました。

この場合、起業をするんだというのは建前で本音では起業なんてせずに今のままで良いと思っているパターンだったということです。
そしてその本音に本人すら気付けていない可能性もあります。
自分では起業したいと思っているつもりで周囲に宣言したはいいものの、自分の中の本音が実は起業なんて無理だと現状維持を望んでいるのです。
そのため起業できない理由を探してはそれを言い訳にして起業しない現実を正当化しています。

このように思考の中でも本音と建前があり、本音が現実化するのだということがいえます。建前は現実化しません。まずはこの事実を理解して、自分の本音を自分の理想に近づけるようにすることが必要です。

自分の思考の中でも本音が現実化する

そしてこれからお伝えするポイントの2つ目を理解しておくことが、本音を理想に近づけるために必要となります。

ポイント2:思考→○○→○○→現実

2つ目のポイントは、思考→現実の間には他にも必要なステップがあるということです。思考しただけでは現実が変わらないのはこういうことだったんですね。

さてそれでは、思考から現実に行き着くためにはどういう経路を辿れば良いのでしょうか?
ぜひ皆さんでも考えてみてください。
・・・・・・・答えを言います。

思考→感情→行動→現実

です。

では順番に具体例を出して考えていきます。

例:友人の結婚式に行ったケース
1.まず初めに思考します。「昔から仲良かった子が結婚だなんて信じられない。私もチャンスが有れば・・・」と考えます。
2.次に感情が動きます。「結婚している友人が羨ましい。結婚したら幸せだろうなあ」と感じます。
3.その感情を基に人間は行動に移します。「私も結婚したい。出会いを見つけるためにマッチングアプリに登録しよう」
4.そして現実が変わります。マッチングアプリで出会った人と結婚するかもしれないし、他の出会いに反応して結婚するかもしれません。

思考から現実化していく素晴らしい例でしたね。

この中でも特に行動がなければ現実は変わりません
いくら思考や感情が変化しても、自分が行動を起こさない限りはそれが現実に現れることはありません。

逆に行動を変えれば現実は良くも悪くも変わります。
もちろん失敗して嫌な結果になることもあるかもしれませんが、最終的には自分の理想にたどり着けるように行動を起こせれば理想の現実は手に入ります。

現実を変えるためのステップを理解する

ポイント3:認識できる世界を変える

最後にポイントの3つ目として、
思考や感情や行動が変わってくると認識できる世界は変わる
というお話をします。
これを理解しておくと、自分の持つ理想の姿に向けた有益な情報を手に入れやすくなります。

我々の脳は世の中にある情報全てを認識することはできません。
情報量が多すぎてパンクしてしまうからです。
そこで認識する情報を絞っており、その情報は昨日までの自分の思考や感情などから脳が優先度を決めて選んでいます。

脳は過去の経験に基づいて認識する情報を選択している

つまり自分の内面が変化することで、自分が認識する世界が変化していきます。

これは日常でも意識していないだけでよくあることです。
例えばラーメンが食べたいと思うとすぐにラーメン屋が見つかることがあります。
これはラーメンを食べたいと思考したことによりラーメン屋の情報を逃さないようになったからです。
逆に寿司を食べたいと思っていたときに同じ道を通っていてもラーメン屋があったことすら気付かない可能性が高いです。

このように我々の脳は、今の自分にとって重要だと思う情報を優先的に認識するようになっています
ということは思考や感情や行動を理想の自分になれるように意識して変えていくことができれば、理想の自分になるために必要な情報が日常の中でたくさん得られるのだということです。

そしてそうすることで理想の自分というものがより具体的にイメージできるようになり、理想の自分になれるんだと本音で思考することができるようになります。
その結果、理想の自分になることができるのです。

自分の内面を変化させて行動していくことで見えてくる世界が変わる

まとめ

今回は思考が現実化する仕組みについてお伝えしてきました。文字の並びだけを見ると思考するだけで現実化するのだという風にも見えますが、実際は

思考→感情→行動→現実

なのです。幸いこのステップを踏む回数は指定されていませんので、このサイクルを多く回せば回すほど理想の現実が手に入りやすくなるはずです。

失敗を恐れずに挑戦すべきなのはこの理屈からも分かりました。

私自身もまだまだ鍛えている最中ですが、まずは競馬を辞めるという思考を現実にできるようにこれからも頑張っていきます。

読んでいただきありがとうございました。

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