ギャンブル依存症克服を目指した経緯

ギャンブルと過ごした5年間

 20代の貴重な時間をギャンブルで失い、お金も全て使い切ってしまった…もう生きてる価値なんてないんじゃないか。本気でそう考えたこともありました。
 きっかけは些細なことでした。複勝に十万単位で賭けたらわずか2分で数万円増えました。そのお金で豪遊した快感を忘れられず、毎週毎週競馬のことを考えながら競馬ばかりをする日常になっていました。
 しかし次第に勝てなくなり、お金を失って日曜日の夕方を迎えることが多くなりました。明日から仕事なのに土日は競馬にばかり時間を使いお金もなくしてしまった。自己嫌悪感ばかりが高まっていきました。
 もう競馬なんて絶対やらない…そう思っても月曜日には次こそ勝つんだという気持ちになり競馬情報をスマホで調べ、土日には競馬をやっていました。その繰り返しの日々から抜け出そうとしても無理でした。競馬をしている時間だけは日々の嫌なことを忘れられました。しかし結局競馬が終わると残るのはお金を失った絶望感と日常に戻る不安感でした。
 徐々に他人との関わりもなくなっていきました。競馬をしているときに脳から出るドーパミンの量が異常なので、友達と遊んでいても快感を感じなくなりました。それは仕事や趣味でも同じでした。
 気づいた頃には競馬でしか楽しさが感じられず、競馬をやらずにはいられない状態=ギャンブル依存症になっていました。

本ブログの意義

 競馬をやめたきっかけは貯金が底をついたことでした。昔は借金をした時期もありましたが、再度借金をすることは自分の中で許すことが出来ませんでした。そこで競馬をやめる決断をしました。
 またお金が貯まったら行くのではないかという気持ちもありますが、今は競馬のない生活を楽しむように毎日を意識して過ごしています。何事も近道などありません。ギャンブルをやらない1日を積み重ねていくことがギャンブル依存症克服への道です。そしてそれはギャンブルを超えた楽しみを探す日々でもあります。
 ギャンブル依存症になれるというのは熱中する才能があるということです。ギャンブルに向けていた情熱を他の自分が本当にやりたいことに向けていくことで必ず成功を収めることができると、私はそう信じています。
 そんな私の毎日の変化を本ブログで伝えていきたいと思います。ギャンブル依存症で苦しんだことは無駄ではなかったと言えるような人生にしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。