自分との向き合い

過去に苦しんでいた吃音とギャンブル依存症の共通点

こんばんは!

私は現在、競馬依存を克服するために頑張っています。

ブログでも競馬依存のお話を中心に記事を書いていますが、過去には吃音で苦しんでいたこともありました。

以前の記事でも少し触れたことがありましたが、今回はより具体的に吃音に関してお伝えしていこうと思います。

同じように吃音で苦しんでおられる方のお役に立てれば嬉しいです。

よろしくお願いします。

吃音とは

吃音(きつおん、どもり)は、話し言葉が滑らかに出ない発話障害のひとつです。

http://www.rehab.go.jp/ri/departj/kankaku/466/2/

吃音は一般的にはあまり認識されていませんが、上記のように話そうとするときに上手く言葉が出てこないという症状のことをいいます。
目には見えない問題なので、吃音ではない人にとっては理解しづらい感覚かもしれません。
しかし当事者にとっては深く思い悩んでしまう場合もありますし、私自身も長年の間この症状に苦しんでいました。

吃音というのは、自分自身がそう認識したときに始まると言われています。
"病は気から"という言葉がありますが、『自分は吃音だ』と思ったときに吃音は深刻化していくのです。
逆に多少言葉が上手く話せていなくても、自分が吃音であるという認識をしなければその人は吃音に苦しむことはありません。

吃音は自分自身がそう思ったときが始まり

自分自身で吃音であると認識してしまうと、以下のような思考を経て症状が進行していきます。

  1. 自分が上手く話せないことを認識する
  2. 話すときに上手く話せるかどうかを気にするようになる
  3. 噛んだときに感じる恥ずかしさが人よりも大きくなる
  4. その恥ずかしさを味わいたくないので会話を避けるようになる
  5. 結果的に話すための筋肉が衰えてますます話せなくなる

こうなるとますます吃音に苦しんでいくことになります。
以下では私が吃音時代に実際に感じた苦しみをご紹介していきます。

吃音で感じた具体的な苦しみ

・誰にも相談できずに一人で悩む

先ほど説明したように、当事者以外にとっては吃音は認識しづらいため相談をすることが難しいという特徴がありました。
そのため自分だけで悩み込んでしまい、解決もできないまま長い年月を過ごしていました。

・やりたいことに素直になれなくなっていた

小さい頃はまだ吃音を認識していなかったため、クラス代表のような役職にも積極的に立候補して実際に務めていました。
しかし吃音を認識していくにつれて、大事な場面で吃音が発生してしまうのではないかという思いになって自分の素直な気持ちを隠すようになっていました。
人前に立つような場面はなるべく避けるようになりましたし、やるかやらないかの判断基準に吃音が入っているような状況でした。

・頭は吃音に支配されている

吃音は24時間付きまといます。
常に考えているわけではないですが、何かをしようとするときには必ず頭に浮かびます。
会話というのは生きていく上で欠かせない活動のため、吃音だということは一度認識してしまった以上無視して通ることはできないんですね。
そうなると吃音に気を取られて、本来集中すべき内容に100%の力を出せないこともありました。自分の可能性が小さくなっているのを感じて苦しんでいました。

以上のような苦しみを長年抱えていました。
吃音によって自分の自信を失っていき、その結果挑戦することができなくなってますます自信を失っていっていたという状態でした。
今はこのように当時を冷静に分析しながら書くことができますが、当時は真剣に悩んでいたと思います。

現在は克服できたのか?

それでは現在はスラスラ話せるようになっているかというと実はそんなことはありません。
まだまだ会話をしているときに言葉に詰まることもあるし噛むこともあります。

それでも吃音ということに苦しむことはなくなりました。
変化した要因は色々ありますが、一番の大きな違いは『どもってもいいんだ』と思えるようになったことです。

これは色々な行動を重ねて成功体験を積むことで、自分自身に対する自信を持てるようになったことが大きいです。
昔の私は自分自身の実力に自信がなく、常に相手の目線を伺っていました。
そんな状態だったので、必要以上に上手く話さなければならないという思いになっていたことで吃音に苦しんでいました。

今では『どもってもいいんだ』というマインドを持っていることで多少噛んだり詰まっても精神的に動じることがなくなりました。
それよりももっと大事な価値があるということを理解できたからです。
どもったところで私の価値は変わらないんだと思えるようになりました。

どもってもいい

吃音とギャンブル依存症の共通点

私が苦しんでいた吃音とギャンブル依存症という一見全く関係のない問題ですが、私なりに考えた共通点を以下で挙げました。

  • 周りからよく思われたい
  • 自分を表現することが苦手
  • 短期的な幸福を求める

以前の記事でも書いた内容ですが、表面に現れる問題というのは実は我々の内面の問題を顕在化してくれているんですね。
吃音やギャンブル依存症に限らず、問題があるということは何かを変えるためのチャンスだと捉えることができます。

目の前に現れる問題は自分が変化するチャンス

天気や他人は変えられませんが、自分に関するものならばどんな問題でも解決できないことはありません。
正しいステップを理解して手順を踏んでいくことで状況は前進していきます。
抱えている問題と冷静に向き合っていきましょう

どんな問題でも解決できる

選ばれし者

吃音やギャンブル依存症は苦しいです。
なんで私だけこんな思いをしなければならないんだと思うこともありますよね。

しかし困難は乗り越えられる人にしかやってきません。
悩んでいる皆さんは選ばれし者なのです。

自分は問題を抱えているダメな人間だ

自分は問題を与えられた選ばれし人間だ

簡単なことではないですが、こう思えると問題に対する感じ方も変わってくるはずです。
今は悩んでいるかもしれませんが数年後には大した問題ではなくなっています。
長い人生において今が人生というドラマを面白くしてくれる1シーンなのだと思って、克服していく過程を楽しんでいきましょう!

 選ばれし者としての人生を全うしていこう

まとめ

本日は過去に苦しんでいた吃音についてお伝えしてきました。生きている限りは色々な問題とぶつかりますが、何度でも乗り越えて充実した人生を歩んでいきましょう。

読んでいただきありがとうございました。

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