おはようございます。
本日は自分に折り合いを付けながら生きていくというタイトルで書いていきます。
折り合いとは
『折り合い』という言葉は競馬でよく使われる用語です。
簡単に説明しますと、競走馬が騎手の指示にきちんと従って走っていることを「折り合いがついている」と言います。
逆に競走馬が騎手の指示を無視し自分勝手に走ってしまっている状態を「折り合いを欠いている」と表現します。
特に長距離レースではスタミナ勝負となる事が多く序盤のペース配分が大切なので、折り合いをつけられるかどうかがレースの勝敗に大きく関わってきます。
もうひとりの自分
この話を基に、自分自身に折り合いをつけるという内容を書いていきます。
競馬では競走馬に騎手が乗って思い通りに操縦するように、生きている自分をもう一人の自分が俯瞰することで操縦するイメージです。
このイメージを持っていると自分に今起きている出来事を客観的に捉え、どんな場面でも冷静な判断ができるようになります。
逆にこのイメージがない状態だと、いつも自分のことを主観的にしか見られず周囲や自分の感情に振り回されて生きていることになります。
競馬の話に戻りますが、競走馬は自分が今走っているレースのゴールまでの距離を認識していないと言われています。
走っているレースが1000 mなのか2000 mなのか3000 mなのか分からない状態で走っているんですね。
多くの人も通常はこのような状態で日常を過ごしているといえます。
自分は何を大事にしていて、どういう価値基準で判断していて、周囲からどういう影響を受けながら生きているのだろうか?
あらゆることが曖昧な状態です。そんな状態では、人生という超長距離レースにおいてベストパフォーマンスを出すことはできません。
そこで自分に折り合いをつけるという話になります。
競走馬を操縦する騎手のように、生きている自分を操縦するもうひとりの自分をイメージしてください。
自分の背後霊のようなものと考えると良いと思います。
今生きている自分の存在を背後から見守って適切な指示を与えてくれる操縦士です。
映画などで主人公を見るあの感覚に近いですが、今起きていることを客観的に判断して取るべき行動を考えることができます。
「あー、もっと冷静になって行動しないと上手くいかないだろ」
「ここはこうするのが正解だな」
映画を見ながらこう考えることがあると思いますがその感覚です。
その感覚を今の自分に対して常に持っていられると、客観的で冷静な判断ができるようになります。
今に集中
実際にやろうとしてみると分かりますが、最初は意識してもなかなかもうひとりの自分をイメージできないと思います。
奥さんから文句を言われたらつい感情のままに言い返してしまったり、上司の理不尽な行動に振り回されてイライラしてしまうと思います。
自分を俯瞰してみるためのポイントとしては、今にだけ集中することです。
過去や未来のことを考えていては、今生きている自分と背後霊の自分を100%両立することは困難です。
今に全神経を集中させることでようやく背後霊のイメージができるようになります。
私はこの感覚を持ってから、毎日の充実度が明らかに変わったことを実感できています。
特に変わったのは行動力です。従来は今の自分がどういう状態なのかが曖昧だったので、今取るべき行動が分からず行動を起こせませんでした。
しかし背後霊の自分をイメージできるようになってからは、客観的に現状を理解した上で自分が取るべき行動を考えることが出来るので、あとは指示通りに行動を実践するのみです。
このときに前回記事で書きましたが、考える前に行動の意識を活用してください。
生きているなかで色々な考え方が繋がってくると楽しくなると思います。これからも様々な角度で情報を伝えていければと思います。
読んでいただきありがとうございました。