エピソード

借金するまで競馬にお金を賭け続けた愚か者

私は昨年、競馬でやけになり借金生活を経験しました。

今となっては人生において必要な時間だったと思えていますが、当時はひたすらに暗い気持ちで毎日を過ごしていました。

本日は私が借金生活をすることになった経緯から、完済したときの気持ちや得た教訓までを皆さんにお伝えしていこうと思います。

借金は100%しないほうが良いですが学ぶこともありました!

借金をすることになった経緯

結論から言いますと、競馬で負けすぎて頭が正常ではなくなり全財産を失い、さらに熱くなり借りたお金で競馬をしたことがきっかけでした。

昨年の初め頃、私は毎週競馬で大金勝負をし続ける生活をしていました。
最初は1万円勝負でしたが、徐々に刺激を求めいつの間にか平気な顔で10万円単位のお金を賭けるようになっていました。
それでもたまたま勝ち続けていたため当時は非常に調子に乗っていました。

調子に乗っているときは要注意

そんなある日、いつものように大金を賭け続けていましたがなかなか当たりませんでした。
既に頭に血が上っていた私は、最後に全財産を賭けた勝負に挑みました。

全財産を賭けた勝負は何度か成功したこともあるのですが、この日はこの最後の勝負も当たらずについに全財産が尽きました。

普通ならばここで止めると思うのですが、その日私にはある事情がありました。

夜に友達と遊ぶ予定で、どうしても1万円くらいは必要なのに・・・

実は先ほどの大勝負で賭けられるだけの千円単位のお金は全て使ってしまったため、所持金は小銭と残った口座残高を足しても1,000円程度しかないことに全てを失ってから気付きました。恐ろしい話です。

どうしようかと思った私は、次の結論を導き出しました。

『お金を借りて競馬で勝とう』

めちゃくちゃですよね。
お金を借りて友達と遊ぶのではなく、競馬を賭けることに決めていました。
この思考は正常な皆さんには理解できないかもしれませんが、競馬で燃え上がっている脳ならば全然あり得ることなんです。

熱くなった気持ちを抑えきれずに、お金を借りて大勝負をすることにしました。
今となっては、大勝負というよりも冷静に全く意味のないことをやっている気がします。。。
結果は皆さんのご想像のとおりです。

お金を借りての競馬では何度か勝利してギリギリで耐えたこともありましたが、結局最後には全てを失い借金生活がスタートしました。

ギャンブルでは一時的には勝てても最終的にはそれ以上に全てを失う

借金中の生活

そして背負った借金額は約50万円。
借金界隈を見ると大した額ではないのかもしれないですが、当時の私にはかなり重くのしかかる数字でした。
まさか自分が借金をするとは思っていなかったので、自分を責めることも多くメンタルも相当凹んでいました。

しかしいくら憂いたところで失ったお金が返ってくるわけではないので、なんとか完済まで頑張ろうと思い生活を始めました。
その頃はちょうどコロナが流行りだした頃で、自粛ばかりでお金を使うことは減ったので完済までスムーズにいけたのは運が良かったと思います。

ただ、借金をしているとなんとなく生きた心地がしなくなってきました。
さらにコロナのために家で一人で過ごす時間が多かったので、自分で勝手に悩み続ける生産性のない日々を過ごしていたことを記憶しています。
基本的には常に頭が借金返済に支配されていました。

頭が借金に支配される

何をしていても不安で、あれほどまともに人生を生きることができなかったのは後にも先にもこの期間だけです。
逆に友達と遊んでいるときは借金のことを忘れられて、普段以上に遊びというものを心から楽しめていたような気もします。

こんな生活をずっとしていたら気が狂ってしまう

そう思いながら必死で返済を繰り返し、約4ヶ月の返済期間で完済までこぎつけました。
なるべく早く完済したかったので、給料が入ってもほとんどを返済に回すような生活でした。

借金中はずーっと死んだ魚のような目をしていたことでしょう。

借金完済後の気持ち

約4ヶ月の借金生活を終えたときは、本当に解き放たれたという言葉がピッタリの爽快感でした。
完済日に自分へのご褒美で一人食べに行ったお寿司は今でも覚えていますし、一生忘れることはないでしょうね。

完済したからといって劇的に日常生活が良くなっていくことはないですが、精神的な余裕が明らかに違うので普通の毎日ですら楽しめるようになりました。

朝普通に起きて、昼間は思いっきり仕事をして、夜に寝る

この当たり前に思える生活が大きな不安なくできることがいかに幸せだったのかを学ぶことができました。

完済したことで水を得た魚のように活発さを取り戻しました。

得た教訓

借金生活を経験した私が得た教訓は以下です。

  • 借金してまでギャンブルなんてやる必要はない
  • 普通の生活ができていることがいかに幸せなことか
  • お金は必ずしも必要ではないが、借金をしていると精神的な余裕がなくなる

借金生活はとても辛く4ヶ月ですら耐え難い日々でした。
それでも終えてみると、底を経験して強くなれたような感覚もありました。
ただ借金生活中のメンタルが辛いのでオススメはできません。

私は大丈夫でしたが借金を長い期間していると、借りているお金と自分のお金の区別がつかなくなってくるというお話を聞いたことがあります。
実際、お金を下ろすときには自分の預金から下ろすときと感覚的には変わらないため注意が必要だと感じました。
一度借金をすると慣れてしまうので、手を出す必要がない方は借金をしないのが一番だと思います!

借金しないのが一番!

まとめ

"借金"という言葉は普通の生活をしている人にとっては一生関わらないものと思います。

若いときに少しですがその経験をできたことは、今後の人生にいきてくるかもしれません。

今借金と戦っている人は、乗り越えた先には明るい未来が待っていますので自分に負けずに返済をしていってください!

過去の自分を責めても変わらないので、これからをどうするかを考えて生きましょう!

読んでいただきありがとうございました。

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