こんばんは!
ギャンブルを辞めて2ヶ月で自分自身に色々な変化を感じていますが、最近特に感じる大きな変化があります。
それは『幸せを感じる回数が多くなった』ことです。
今までなら気付けずにスルーしていたような何気ない幸せも最近では見逃さないようになりました。
お笑い番組を見ていても笑う回数が増えました。
これらは自分の勘違いではなく、ギャンブルを辞める前後で明らかに変わったと感じることです。
ギャンブルをやらないと幸せを感じやすくなるってこと?
はい。私はこの2ヶ月の自分自身の変化を通してそうであると実感しています。
そしてその理由は脳の変化にあると考えています。
ということで今回は、競馬を辞めることと幸せの感じやすさの関係性について書いていこうと思います。
幸せはどうして感じるのか?
『幸せ』というものは各個人によって異なるものですが、ここでは分かりやすいように『ポジティブな感情を感じている状態』とします。
ポジティブな感情とは、心地よさや達成感といったものです。
幸せを感じるのはどういうときなのでしょうか。これも個人によって浮かぶものが違うと思いますので、ぜひ皆さん自身でも考えてみてください。
私が幸せを感じるのは以下のようなときです。
- 仕事で取り組んでいることが上手く進んだとき
- 好きな友達と一緒に時間を過ごしているとき
- 美味しいご飯を食べているとき
- 欲しい物が手に入ったとき
- 一人で自由に過ごせるとき
他にも具体的なケースを挙げればきりが無いと思いますが、代表的なケースは上のようなときがパッと浮かびました。
ではなぜこれらの場面で幸せを感じるのかということを考えます。
人間の脳は主に3つの幸福物質を分泌したときに幸福感を感じると言われています。具体的には以下の3つです。
- セロトニン
安定した精神状態のときに分泌される - オキシトシン
人と関わったり人のことを思うことで分泌される - ドーパミン
新たな挑戦や行動をしているときに分泌される
これらが脳内で分泌されているとき、我々は幸せを感じることができます。
先ほどの私が挙げた例ですと
- 仕事で取り組んでいることが上手く進んだとき→ドーパミン
- 好きな友達と一緒に時間を過ごしているとき→オキシトニン
- 美味しいご飯を食べているとき→セロトニン
- 欲しい物が手に入ったとき→ドーパミン
- 一人で自由に過ごしているとき→セロトニン
ということになります。
日常生活の中で色々な場面でこれらの幸福物質が分泌されていますが、意識していないと分泌されていても気付けないこともあります。
短期的幸せと長期的幸せ
幸せには短期的幸せと長期的幸せがあると言われることがあります。
幸せと聞いて多くの人がイメージするのは短期的幸せのことで、何かを得たことによる達成感や勝負に勝ったことによる満足感などはこちらになります。
短期的幸せはある出来事が起こった直後からしばらくは感じることができますが、やがて消え去ります。
つまり我々は死ぬまで努力し続けないとこの短期的幸せを感じ続けることはできません。
サボってしまうと幸せを感じられない人生になってしまうんですね。
これではいつまでも頑張らないといけないので大変です。
短期的幸せは時間が経過すると消える
逆に長期的幸せというものはいつまで経ってもある幸せのことを言います。
長期的幸せは常に自分の中にあり続ける幸せのことで、周囲で起きていることには影響されません。
例としては
- 毎日健康で生きていることに対する幸せ
- 毎日仕事で誰かの役に立てているという実感での幸せ
- 関わってくれる人々に感じる幸せ
これらの幸せを感じられるようになると、周囲とは関係なく常に自分自身の内側で幸せを感じられるようになります。
長期的な幸せは、そのことに感謝をすることでいつでもどこでも一人でも感じられるものです。
私の場合はギャンブルを経験したことで、今この瞬間をギャンブルから離れた生活を手に入れられていて穏やかに生きられているということに対して感謝を抱いて幸せを感じられるようになってきたのだと思います。
そのためギャンブルを辞める前後で大きく生活は変わっていなくても、幸せを感じる機会が多くなってきたということです。
長期的幸福はなくならない
ギャンブル依存中の幸せ
私がギャンブルに熱中していた頃の幸せは
競馬で勝つこと
これに尽きました。これ以外の瞬間ではどの場面でも物足りなさを感じていました。
仕事を上手く進められたり友達と一緒に過ごしていてもどこか満足できず、結局競馬に幸福感を求める生活をしていました。
当時はそれに対して『なんか普段の生活がつまらないなあ』程度に思っていましたが、今回の件でその原理を理解することができました。
ギャンブルでは以前の記事に書いたようにドーパミンが異常な量分泌されます。
脳はギャンブルで得られるドーパミン量でしか幸せを感じられなくなるため、日常の些細なことで幸せを感じられなくなっていたのです。
ドーパミンは先ほど紹介した3つの幸福物質の中でも特に短期的幸せの面が強く一番危険で、脳が『もっともっと』と快楽を求めてしまう物質です。
その結果がギャンブル依存症などを引き起こすのですが、それについては以前の記事で触れていますのでよろしければそちらもご覧ください。
ギャンブル依存症になった脳を理解し依存を克服するためには
ギャンブルで勝つ幸せというのはまさに短期的な幸せの代表例です。
ギャンブルに勝って幸せな気分になったとしても、いつまでも勝ち続けることは困難です。
仮にずっと勝ち続けられたとしても次のギャンブルでは負けるかもしれないという気持ちを抱きながらやるので、いつまで経っても安定的な幸せというものは訪れないのです。
ギャンブル=短期的幸せ=続かない
ギャンブルを辞めた正常な脳
私がギャンブルを辞めてから幸せを感じる回数が多くなったのは、少しずつ脳が変化をしてきているからだと考えています。
ギャンブルをしていた頃にはギャンブルをすることでしか得られなかった幸せですが、ギャンブルを辞めたことで脳が幸せを感じやすくなったのです。
ギャンブルのような刺激的なドーパミン量がなくても満足できて幸せを感じられる脳を手に入れました。
脳が正常に戻ったということですね。
さらにギャンブル生活を経験したことで、平穏な日常を過ごせることへの感謝も生まれ長期的な幸せも感じられるようになってきました。
しかしこれは再びギャンブルに手を出してしまうと元通りに戻ってしまいます。
脳が再度ギャンブルで得る快感を知ってしまうと、日常で得る幸福物質量では幸せを感じられなくなってしまいます。
つまり今のように日常の些細なことでも幸せを感じる生活をするためには、ギャンブルを辞め続ける選択をするしかないのだと理解しました。
これを学んだことで、ギャンブルを辞め続けるという決意がさらに強まりました。
ギャンブルを辞め続けること=幸せを感じやすい人生を送れる
まとめ
ギャンブルを辞めることで日常生活での幸せを感じやすくなったということをお伝えしてきました。
ギャンブルが習慣になっているときには気付かないですが、知らないうちに自らの幸せを感じる回数を減らしていたのだと分かりました。
お金と時間を失ううえに、日々の生活での幸福を感じるハードルも上げてしまうなんてギャンブルは恐ろしいものです。
ギャンブルからますます離れようという気持ちになりました。
ギャンブルをやらない1日を積み重ねていき、幸福を感じやすい脳にしていきましょう!
読んでいただきありがとうございました。