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ギャンブルをするという選択は必ず自分がしている

こんばんは!

現在、2ヶ月以上ギャンブルから離れた生活を続けることができています。
馬券を買える状況において1円も買わずにこれだけ長く過ごしたことはなかったので自己記録更新中です。

それでも未だにふとしたとき、強いギャンブル衝動に襲われることがあります。
特に日常生活でストレスを感じているときに脳内で次のような声が囁かれます。

「こんなに大変な思いしてるんだから1回くらいギャンブルしてもいいだろう」

ストレスを感じたとき、実際にはギャンブルをする以外にも色々な選択肢があるはずです。
しかしギャンブル依存性になると、ギャンブルしか選択肢が見えなくなるのです。

ストレス→ギャンブル

ストレス→ギャンブル以外の発散方法

ここにギャンブル依存に苦しむ人とそうでない人の違いがあると理解しました。
日常生活でのストレスを感じるような出来事は誰しもが経験することです。
重要なのはその後の自分自身の反応で、それによってギャンブル依存になるかどうかが決まってきます。

では具体的にストレスが発生したときにどういう反応をする人がギャンブル依存になりやすいのでしょうか?
本日は人が出来事に反応して行動に移すまでのメカニズムからギャンブル依存になる人の特徴を考えていきます。

ABC理論

ABC理論というものをご存知でしょうか?

アメリカの心理学者アルバートエリスが提唱したもので、出来事[Activating event]に対して結果[Consequence]を決めるのは信念[Belief] であるというお話です。
同じ出来事を経験しても、受け取る人の信念によって結果が変わってくるということです。

出来事が起こったときに出来事そのものが直接的に結果に繋がると思っていると、ネガティブな出来事にはネガティブな反応になってしまいます。
しかし実際にはそうではないです。

例えば同じ失敗をしたとしても
「私は何もできないんだ」
と思うのか
「次はこうしたら上手くいくかな」
と思うのかはその人の信念により異なります。
常に失敗を恐れて自分を否定するような信念を持っていると前者になり、失敗は成功のために必要なもので必ずいつかは成功できるという信念を持っていると後者になります。

つまりみんな同じ世界を生きているようで実際には見ている世界が異なり、自分の信念に基づいた現実を見ているということです。
一見するとネガティブな出来事でも、捉え方によっては前向きな行動へと繋げることができます。

出来事に対する捉え方の例

  • 会社で上司に怒られたけど、期待されている証拠なのでそれに応えられるように頑張ろう
  • 友達と喧嘩したけど、お互いのことを理解し合ういいチャンスだ
  • ギャンブルでスリップしたけど、もう一度向き合い方を見直す機会にしよう

大事なのは目の前に起こる出来事でなく、それに反応する自分自身の信念なのです。
それを理解できたとき、周囲に対して被害妄想をする自分はいなくなります。

信念は過去の経験で作られている

ということは出来事を受け止める上で大事になるのは信念だということです。
どんな出来事が訪れても自分がなりたいような結果に導く信念を持つことができれば最高ですよね?

では信念がどうやって作られているのかというと、今日までの自分の経験から作られています。
今までの自分が生きてきた人生が今の自分の現実を決めているということです。

責任は全て自分にあります。
今の現状を親や環境など周囲のせいにする人がいますが、どれも自分自身が選択してきた人生によって作られた信念の影響なのです。

私は親がギャンブル依存症でその影響を受けたせいでギャンブルに苦しむ人生になってしまった

そうではありません。最終的にギャンブルをするという選択をしたのは親ではなくあなた自身です。

まずはこの事実を受け入れることが依存症克服のスタート地点です。

過去の自分が今の自分の信念を作ってきた

書き換えることは可能

『自分はなんでもネガティブに捉えてしまうけど、これは過去の自分のせいか・・・』

実際そうなのですが、過去の自分を責めないでください。
過去を責めることに意味はありません。
そして素晴らしいことに

信念を書き換えることは可能です

未来の自分の信念は今日からの自分の行動や経験によって形作られます。
信念は行動することによって作られるので、なりたい自分を考えたらそれに沿った行動をして信念を書き換えていきましょう。

「自分はギャンブルをやらずにはいられない」

これも過去の自分が作り上げたものです。

「ギャンブルしなくても幸せに生きられる」

心から本気でそう思えるようになれば、ギャンブルしないのが普通になります。

心から本気でそう思えるようになるには行動が必要です。

  • ギャンブルをやらない日々を積み重ねる
  • ギャンブルをやめた人の話を聞きにGAに参加する
  • ギャンブルよりも熱中する趣味に時間を使うようにする

そうした行動をまずはやってみることで、ギャンブルを必要としないという自分の信念が形成されていくはずです。

ギャンブルに逃げやすい人の信念

これを踏まえた上で、ストレスを感じたときにすぐにギャンブルに逃げてしまう人の特徴は以下のようなところにあると考えられます。

  • 短期的思考で楽にすぐに結果を出したい
  • 今が楽しければそれで良い
  • 勝てるだろうという楽観的姿勢

こうしたものが挙げられます。
特に短期的思考というものは注意が必要です。

成功を手に入れるためにはある程度長期的な時間が必要です。
すぐに手に入れた成功はすぐに失われてしまいます。

ギャンブル依存になってしまったのは自分自身のそうした思考が表面上に現れたのだと理解し、ギャンブル依存ではなく本質的な思考を変えていくようにフォーカスしていきましょう。

ギャンブル依存症は内面にある真の問題を表面化してくれただけ

まとめ

ギャンブル依存症を克服していく最中でも色々な新たな発見があります。
自分がギャンブルに依存していた背景をいろいろな角度から理解していくことで、ギャンブル依存から本当の意味で脱却できると信じられるようになってきました。

目の前の出来事ではなくそれを受け取る信念が大事なのです。
本ブログでも信念=マインドセットのお話をこれからも色々していけたらと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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