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ギャンブル依存症克服でスリップを繰り返す理由

今日でギャンブルから離れて80日となりました。

さて、ギャンブル依存症を克服しようとしたときに多くの人が必ず立ち向かわなければならないのものがあります。

それがスリップです。

スリップとは『ギャンブルをやめている最中に再びギャンブルに手を出してしまうこと』です。私自身も何度も経験してきました。

本日はなぜ多くの人がギャンブル依存症克服中にスリップをしてしまうのかをお伝えしていこうと思います。

よろしくお願いします。

スリップを引き起こす『プラトー現象』とは

スリップしてしまうことには『プラトー現象』が大きく関係しています。

プラトー現象とは、継続的に取り組んでいるのに自分の能力が変化していないと感じてしまう停滞期のことです。

以下の図のように取り組み始めた最初の頃は変化を感じやすいのですが、徐々に能力が変化しない期間が現れます。これがプラトー現象です。

皆さんにも経験があるのではないでしょうか?

例えばボウリングのスコアを伸ばしたいと思ったとします。
そこで安定的にコントロール良く投げることを目指し真ん中に投げる練習をしたところスコアが150点近く取れるようになりました。

最初は成長しやすい

しかしそこから徐々に伸び悩んで150点くらいで止まってしまいました。
いくら練習してもなかなか150点の壁を超えられなくなりました。
これがプラトー現象なのです。

徐々に変化を感じられなくなる

プラトーが訪れたとき、多くの人はそこで諦めるという選択をしてしまいます。

『自分には向いていなかった』

『やっても成長できないしつまらない』

『自分は何をやっても中途半端だ』

そのようなことを思って続けることをやめてしまいます。

しかし実際には誰もがプラトー現象を経験しているのです。
プラトーが訪れたときに諦めてしまうのか、それでも続けてその先にたどり着けるのかの違いだけです。

プラトーは誰にでも訪れる停滞期

プラトーへの対応策

プラトーは誰にでも必ず訪れるものです。
ここではプラトーが訪れたときの対応策をお伝えします。

対応策

  • プラトーの存在を認識する
  • 結果ではなく今を大切にする
  • プラトーを愛する

プラトーの存在を認識する

まずは停滞期が訪れたときにはプラトーの存在を認識することです。

『やってきたなプラトー!』

プラトーを温かく迎え入れてあげましょう。

プラトーを認識しておくことで、プラトーが訪れてもすぐに諦めるという選択肢を取らなくなります。

これがプラトーに対応するための第一歩です。

結果ではなく今を大切にする

プラトーが訪れたことを認識したらしばらくは明らかな変化というものを感じることができません。
そのことを理解したうえで、結果が変化しないことに注目するのではなく今に集中して自分が実践していることに注目しましょう。

いくら気合いで頑張ったところでその停滞期が終わるわけではありません。
しかしプラトーは誰もが通過しなければならない期間です。

そうであるならば結果を求めるのではなく、1回1回それを実践しているということに着目して取り組んでみましょう。
そうすると結果が変化しなくても継続していくことができ、徐々に結果も変化し始めるはずです。

プラトーを愛する

『プラトーなんて来なければいいのに!』

ここまでの話を読んでそう思われた方もいらっしゃると思います。
それではプラトーと向き合うには十分な姿勢ではありません。

プラトーを愛してあげましょう。

『ようこそプラトー。さてどんな試練を与えてくれるんだい』

このくらいの気持ちでプラトーを歓迎して、それを受け止めた上で自分自身でプラトーを楽しんでいける方法を模索していきましょう。

プラトーを敵対視すると自分が辛くなってしまいます。

プラトーがあるからこそその先の成長がより嬉しくなるのだという思いで乗り越えてあげましょう。

スリップへの向き合い方

スリップする理由

ギャンブル依存症の克服においてもプラトーは必ず訪れます。

最初は習慣だったギャンブルをやめていきその変化を感じやすいですが、徐々にその感覚もなくなってきます。

そして平凡な日常を過ごしていくことに物足りなさを感じ始めます。停滞期です。

その結果再びギャンブルの刺激を求めて多くの人はスリップしてしまうのです。

進歩しているという事実を認める

ギャンブル依存症克服中にプラトーが訪れたことを認識したら、着実に進歩していたのだという事実を認めて喜びましょう。

ギャンブル依存していたときにはこのようなプラトーすら訪れるような状態ではありませんでした。

今はギャンブルをやめるという決心をしてやめ続けていたからこそプラトーに出会えたのです。

プラトーと遭遇できた自分自身を認めてください。

スリップしてもゼロに戻るわけではない

そしてそれでもスリップしてしまうかもしれません。

変化を感じられないのにギャンブルを止め続けるというのは苦痛です。

仮にスリップしてしまっても、全てが元通りになるわけではないということを覚えておきましょう。

ギャンブルをやめるという決心をしてスリップするまでの間色々な思いを抱きながらも止めていたというのは事実です。

そしてその過程で必ずあなた自身も変化できています。

スリップ後のあなたはギャンブル依存症時代のあなたとは別物です。

まとめ

本日はスリップしてしまう理由について書いてきました。

スリップはギャンブル依存症を克服するときには必ず立ち向かわなければならないものです。

しかしスリップを経験して人は強くなるので、自分を否定しすぎず止めているという状態を積み重ねていくことに集中していけると良いですね。

読んでいただきありがとうございました。

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