エピソード

ギャンブルでの絶望感に頭が支配され眠れない夜

本日は私のギャンブル依存症時代のエピソードをご紹介していきます。

ギャンブルに負けた夜は頭がギャンブルのことばかりになり、眠れないまま朝を迎えていたこともありました。

日曜日の夜は度々その状態になっていましたが、本日はそんな夜の恐ろしい精神状態をお伝えしようと思います。

思い出しただけでゾッとするお話です。

大敗して帰路につく夕方

ある日曜日のことです。

いつものように朝から競馬にお金を賭け続けていました。

そしてメインレースを外した私は脳が興奮状態になりました。

『最終レースで取り戻してやる』

既に破滅への道は開いたようなものです。

用意できるだけのお金を下ろして最終レースに賭けました。

結果は惨敗。

終わった。。。。。。。。。。。

そうして私は絶望の日曜日の夜を迎えることとなりました。

周りの家族が楽しそうに会話しているなかを一人絶望感に打ちひしがれながら家に帰っていました。

ここから長い長い夜が始まります。

大敗がトリガー

襲ってきた後悔と不安

帰宅した私は負けた悔しさもありつつも翌日の仕事に向けて早めに寝ようと思いました。

『明日から仕事だし早くもう寝るか』

電気を消して寝ようとするもなかなか眠れません。

どうしても最終レースの映像が何度も頭の中をよぎるのです。

悔しさがこみ上げます。

レース映像が頭に流れる

とても眠れないと思い、スマホで『競馬 やめたい』と調べました。

そこで色々な情報を見て競馬をやめる気持ちを高めました。

その後も眠るのが怖くて競馬をやめるというサイトをたくさん見ていました。

気付けば日付が変わっておりそろそろ寝ないといけないと思いました。

競馬をやめようと決意する

しかし眠れません。

寝ると明日は仕事であるという不安がありました。

こんな状態でまともに働けるのか。

あの仕事をやらなければいけないのか。

そもそもお金がないけど大丈夫なのか。

あーなんでやってしまったんだろう

こうした想いがずーーっと頭の中をループし続けていました。

そのまま朝まで過ごして案の定仕事がまともにできなかったことを覚えています。

全てが嫌になる

翌週再び繰り返す

翌週にはギャンブルをやめると決意したことはすっかり忘れて同じことを繰り返します。

負けたときにした決意というのは一時的な感情のものでほとんど効果がありません。

繰り返さないためには自分自身とよく向き合って環境を変える必要があります。

やめようと思ったらやめられる

そう思っている状態は危険です。

どれだけ辛い夜を過ごしてやめようと決意しても、翌週には平気な顔でギャンブルをしてしまうのがギャンブル依存症の恐ろしさです。

だからこそ放っておくとどんどん依存症の症状は進行してしまうのです。

これが底である

そう思っても翌週にはさらに悪い状態になることができます。

今が底だとするにはこれ以上ギャンブルをやらないしか方法はないです。

繰り返してしまうのは自然なことです。

それがギャンブル依存症なのですから。

決意を変えるのではなく行動を変えていかなければなりません。

行動を変えるには環境を変えるのが最も効果的です。

ギャンブルをできない環境でギャンブルから距離を取っていきましょう。

環境を変えてギャンブルから離れる

勝手に心配事を作っていた

当時の私はギャンブルによって快楽を得ていると思っていましたが、今考えると余計に心配事を作っていました。

普段の嫌な生活から目をそらすために取り組んでいたギャンブルでさらに問題を悪化させていました。

そもそも仕事もまだ数年目なので必死に取り組まなければならないのに、そこから目を背けてギャンブルをしていました。

そのギャンブルで負けてますますストレスをためる生活をしていました。

オレにはギャンブルしかない

勝った時の快感を頼りに仕事から逃げてそのような思考に落ち着いていました。

今考えるとそんな訳はないんですが、当時は周囲が見えなくなっていたのだと思います。

大事な土日をそんな感じで過ごしていました。

今考えるとありえないですね!!

まとめ

本日は私自身の体験を通してギャンブル依存症の恐ろしさを改めてお伝えしてきました。

ギャンブルは最高なはずの睡眠時間すらも奪ってしまうのです。

こうした体験を皆さん自身でも思い出して、二度とこんな思いをしたくないと思うことも大事な行為です。

向き合いたくないこともあるかもしれませんが、これから先を充実させるためには必要です。

ぜひしっかり自分自身と向き合ってギャンブルをやらない環境を作って明るい未来を手に入れましょう。

読んでいただきありがとうございました。

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