10月も終わろうとしていますね。
早いもので私が競馬をやめてもうすぐ3ヶ月が過ぎます。
本日も私の競馬依存症時代の感覚と向き合っていこうと思います。
皆さんはギャンブルで勝ったときどんな気持ちになるでしょうか?
最高に気持ちいいですよね。
これが人生のクライマックスだと言わんばかりです。
これを味わえるんだから多くの人がギャンブル依存になるのも納得なのです。
私は競馬でこのクライマックスを初心者の頃に経験してしまい、気づいたときにはそれを常に追い求めるようになっていました。
その結果、競馬をやり続けて最後は人生のどん底に沈みました。
なぜそうなってしまったのかを分析してこれからに繋げていこうと思います。
ぜひご参考にしてみてください。
私のジェットコースター人生
私の競馬依存症時代は、まるでジェットコースターに乗っているかのような起伏の激しい人生でした。
競馬で大敗して気分が落ち込んでいたと思えば、次の賭けで一気に捲って収支プラスにして最高の気分になっていました。
しかもその起伏が自分ではなく競馬の結果に左右されていたので今考えると恐ろしいですよね。
外的要因によって自分の状態が決まってくる、さらにその状態はプラスまたはマイナスに大きく振れているというものでした。
まさにジェットコースター人生でした。
次に上がるのか下がるのか分からないけれどもとりあえず競馬に賭けることでどちらかに転がり続けていました。
今考えるとその状態に刺激を求めていたのかもしれません。
今と向き合えていない精神的に弱さが出ている証拠です。
その繰り返しの結果が最終的には500万円ものお金と大量の時間の損失に行き着きました。
クライマックスを求めるな!
クライマックスとは最高潮な状態のことをいいます。
ギャンブル依存症になる人の特徴として、このクライマックスを求めすぎているということがあります。
人生を思う存分楽しみたい!!
コレ自体はまともな感覚なんです。
しかしそれに対するアプローチとして、日常生活にクライマックスの連続を求めるからおかしくなるんですね。
日常生活にクライマックスの瞬間なんてほとんどありません
まずはこの事実を理解する必要があります。
クライマックスを手っ取り早く楽に味わえる一つの方法がギャンブルです。
私自身も負け続けていたばかりではなく、実際に競馬でクライマックスを味わったこともたくさんあります。
そのときの気持ちは言い表せないほどの快楽です。
しかしクライマックスがいつまでも続くわけはありません。
すぐに急降下にぶち当たります。
ジェットコースターのように一度上がっても最後は落ちるようになっているんです。
なんとかして這い上がろうとしてもがき続けてきました。
その道程は非常に険しくつらい思いをするものでした。
全てはクライマックスを求めていたからなのだと理解しました。
クライマックスの先には
仮に一時的にギャンブルで勝ったとします。
クライマックスを手に入れましたね。そのあとはどうなるでしょう?
『もう一度クライマックスを手に入れたい』
そう思うはずです。
するとギャンブルに手を出し続けることでしょう。
『やめようと思えばやめられるから』
残念ながらやめようと思うときは訪れません。
ギャンブルが自分にとっては最も手っ取り早くクライマックスを迎えられるんですから。
しかしギャンブルで得られる快感は一時的です。
いわゆる応急処置と同じです。
長くは続きません。
本当に長く幸せでいたいと思うのならば正しい行動ではないんですね。
ジェットコースター人生で上がれる可能性もゼロではありません。
しかし重力の影響があるので下に落ち着く可能性が高いです。
たとえ一時的に上に上がってもその状態で居続けるというのは非常にエネルギーを消費します。
そんな不安定な人生を送りたいでしょうか?
今を集中して楽しむ
クライマックスを求めると最終的には破滅への道を辿ることは理解していただけたのではないかと思います。
それでは我々が目指すべき状態はどんな状態なのでしょうか。
それは
今を集中して楽しむ
この状態です。
過去や未来に振り回されず、今という時間を五感で楽しむ状態を続けていけばよいのです。
そこに余計な欲や雑念は存在できません。
結果でなくプロセスに集中して楽しむことで今できる限りの状態をキープすることです。
その考え方になるとギャンブルで一時的に勝とうという思考は消えてきました。
その行為に本質的な意味がないと分かったからです。
まとめ
本日はクライマックスを求め続けることの危険さをお伝えしてきました。
誰しも幸せを感じたいしすぐにそこに辿り着きたいと思ってしまうものです。
しかし実際はそんなことはほぼ不可能であり、クライマックスがあるとその先には破滅が待っているのです。
だからこそ今という時間に集中して、そのときそのときの時間に幸福感を感じられるようになりたいですね。
読んでいただきありがとうございました。