ギャンブル依存症の方の中には、自分が依存症であることを周囲に隠しながら生活しているという人も多いと思います。
しかしその状態ではギャンブル依存症を克服することは難しいです。
今日くらいギャンブルしてもいいよね
このようなギャンブルを誘発する想いというのは常に自分の中を巡っています。
そんなときに思考が行動にたどり着くのを止めてくれるのが周囲の存在なのです。
本日は周囲に打ち明けることの大切さをお伝えしていきます。
周囲に宣言して環境づくり
特にギャンブル依存症を克服しようと決めた最初の頃は周囲の力なしでは乗り越えられない壁がたくさんやってきます。
ギャンブルをすることが習慣になっているので、常に頭にギャンブルの存在が浮かんでいるのにそれを禁じている状態なのでとても不愉快です。
そんな状態でギャンブルをやらないという決断をするためには、自分だけの意志では不十分です。
『ギャンブルやりたいなあ。イライラする。こんな状態なら行ってスッキリしたほうがいいな』
このようにギャンブルに行くことを正当化しようとします。
周囲の人にギャンブル依存症を克服しようと宣言しておくとどうでしょうか?
『ギャンブルやりたいなあ。でも行っちゃうとあいつに幻滅されるよなあ。やめておこう』
このような思考になることができるのです。
それでもどうしても周囲には言えないという人は、GAに行って同じようにやめている仲間と繋がったり、私のようにブログで宣言するという方法もオススメです。
とにかくやらない理由を自分で作っていくことです。
やらない日々を積み重ねると、やらない自分が通常モードに変わっていきます。
やらない環境を作るために周囲に宣言
自分だけで抱え込まなくてOK
自分の悩みを打ち明けるなんて情けないことしたくない
私もそう思っていました。
だからこそ辛いときには競馬という一時的な快楽に逃げていたわけで、誰かに頼ること=悪いことと思っていました。
しかしそうではないということを理解できるようになってきました。
人は一人では生きていけません。
常に誰かと関わりながら生きています。
誰かが辛いときは自分が支えてあげ、逆に自分が辛いときには誰かに頼らせてもらえるのです。
人生は支え合い
全て一人で解決していこうとするのはとても責任感があり立派な思考だと思います。
そういう気持ちも必要です。
それでも頼るべきときには周囲に頼っていいんだと感じるようになりました。
そして頼ったときには周囲は思っているよりも親身になって助けてくれます。
そうやって世の中は人と人が助け合いながら生きていっているのです。
周囲は頼ってほしいと思っている
大切な人を傷つけないためにも
周囲に打ち明けたら、あとはその約束を守るためにギャンブル依存症克服の道を突き進みましょう。
もしあなたが再びギャンブルに手を出したとします。
そのときの約束をした人の顔を思い浮かべてみてください。
大切な人を辛い気持ちにさせたくない
この想いがあなたをギャンブルから遠ざけてくれます。
人は自分のために頑張るよりも誰かのために頑張ることでより大きな力を発揮できると私は考えます。
自分だけでなく誰かとともにすることで喜びは2倍になります。
ただし気をつけることとしては、誰かのためにギャンブルをやめているという状態になりすぎないことです。
あくまでやめている本当の目的は、自分自身がギャンブルを離れ理想とする人生を歩むためなのです。
これを勘違いしていると以下のようなあらぬ思いを抱くことがあります。
『オレは依存症克服に向けて頑張っているのに、あいつは全然喜んでくれねえ』
『オレだけ頑張っていてあいつは・・・』
こうした悪い思いを抱かないためにも、宣言する相手はよく考えたほうが良いですね。
相談する相手がギャンブル大好きで平気でギャンブルをするような人ならば逆効果です。
あくまで自分が主役で自分が良い人生を送るためにした決断なので、そこに相手どうこうは関係ありません。
しかし相手がいることで依存症克服へのパワーをもらい、自分のエネルギーに上手く変えていくということです。
このバランス感覚はやっていくうちに掴めてくると思いますので、まずは相談できる人を見つけて宣言してみましょう。
きっと支えになってくれるはずです。
まとめ
ギャンブル依存症克服に対しては、今だけなんとかしようとする応急処置ではいつか限界がやってきます。
一生をかけて取り組んでいく内容だからこそ、まずはやめ続けられるような環境を作ることが大切です。
そのための一つとして今回ご紹介した周囲にギャンブル依存症克服を宣言することがあるのです。
やめるしかない環境があなたをギャンブル依存症克服を後押ししてくれます。
ぜひ信頼できる人を見つけて打ち明けて克服へのスタートを切りましょう!
読んでいただきありがとうございました。