ギャンブル依存回復プログラム12

ギャンブル依存回復プログラム12のステップ4内省

本日はギャンブル依存回復プログラム12のステップにおけるステップ4である

『内省』

について考えていこうと思います。

ギャンブル依存回復プログラムとは?という方はまずステップ1の記事をご覧になることをオススメします。
ギャンブル依存回復プログラム12のステップ1:認める

本記事の内容

  • ステップ4の目的
  • 実施すること
  • 意識すべきポイント

ギャンブル依存回復プログラムは今回からいよいよ自分自身の内面と向き合う段階に入ります。

内容的に大変なこともありますが本記事を参考にぜひご自身でも実践してみて、新しい自分へと向かうスタートを切っていきましょう。

ステップ4の目的

ステップ4を行うのには次のような目的があります。

  • 過去の自分を認める
  • 謙虚さを手に入れる
  • 新たな自分へとリスタートする

順に説明していきます。

過去の自分を認める

過去の自分は好きでしょうか?

おそらく多くの人はNoと答えると思います。

ギャンブル依存していた頃の自分というのは、克服しようとしている自分からしたら情けなく忘れたい過去でしょう。

しかしそうした苦しんだ経験をしたのは紛れもないあなた自身で、それを認めることは未来へ進む大きな一歩となるのです。

当時の自分には何が足りなかったのだろうか

真摯に向き合い整理することで新たな発見があります。

謙虚さを手に入れる

自分にはこんな不甲斐ない過去があった

それを改めて見つめ直します。

そうすることで傲慢な自分がなくなり、謙虚になることができます。

人間は誰しもいつまで経っても未熟な面を抱えながら生きているのです。

そう理解しておくことで、いつまでも成長し続けることができます。

新たな自分へとリスタートする

しかしいつまでも過去のギャンブルを悔やんでいることも生産的ではありません。

過去を精算することで新たな自分へと歩き出す決断をしましょう。

過去はたしかにギャンブルに依存していたかもしれませんが、それは周囲には分からないことです。

必要以上に過去にとらわれることなく、今後の行動に目を向けていきましょう。

実施すること

それでは具体的にステップ4で実施することをご紹介します。

以下の3つのリストを作成してみましょう。

  • 恨みのリスト
  • 恐れのリスト
  • 性のリスト

順に説明していきます。

恨みのリスト

まずあなたが恨んでいる相手を思い浮かべます。

なぜ恨んでいるのか、自分の何を傷つけられたのかを考えます。

そして恨んでしまったのは自分自身のどういう性質によるのだったのかを書いて終わりです。

恐れのリスト

続いて恐れている相手を思い浮かべます。

なぜ恐れているのか、自分のどの部分が恐れを感じたのかを考えます。

そして恐れてしまったのは自分自身のどういう性質によるものだったのかを書いて終わりです。

性のリスト

最後に性のリストです。

ここでは自分が傷つけた人を思い浮かべます。

具体的に何をしてしまったのか、自分のどういう部分がそれをさせたのかを考えます。

そして傷つけるに至ってしまった自分の性質を書いて終わりです。

全てのリストで共通する自分の内面の性質が見つかったのではないでしょうか?

意識すべきポイント

ステップ4を実施する際に意識してほしいポイントがあります。

  • なるべく全てを書き出すように努める
  • 一度で終わらず定期的に行う
  • 悪者探しではない

なるべく全てを書き出すように努める

思い浮かべる人は何人でも良いです。

とても辛い作業になりますが、多くの人を思い浮かべて棚卸しできるほどあなたの内面が明らかになります。

ここで見て見ぬ振りをすると後で痛い目を見るのはあなた自身なので、出せるだけ出しておきましょう。

一度で終わらず定期的に行う

この行為は一度で終わる必要はありません。

むしろ一度ですべてを棚卸しすることは難しいため、定期的に行うことをオススメします。

焦る必要はないので、コツコツ出していきましょう。

悪者探しではない

恨んでいたり恐れているからといって、その人のことを悪いといっているわけではないです。

また自分自身を責めることもしてはいけません。

良い悪いの話ではなく、今後に向けた改善点を洗い出していく作業です。

まとめ

ステップ4をご紹介しました。

次のステップ5では引き続きステップ4であげた自らの欠点を告白する行為となります。

このあたりはプログラムの中でも核心的な内容で実行するのが辛いところですが、引き続き取り組んでいきましょう。

読んでいただきありがとうございました。

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