ギャンブルをする心理がわからない。やめてほしいのに全く聞いてくれないし・・・
身近な知人が負けてばかりなのになんでギャンブルに行き続けているのか分からないという方に向けた記事です。
本記事の内容
- ギャンブルに手を出す心理
- 支える人の力が必要な理由
- 具体的な接し方
ギャンブルに手を出すのはその人がおかしいからではありません。
そこにはちゃんとした心理的要因があるのです。
本記事ではその内容を理解していただいて、支える立場の方の具体的な接し方まで解説していきます。
ぜひ参考にしてギャンブル依存症に苦しむ方を支えていただければと思います。
ギャンブルに手を出す心理
ギャンブルをする方がギャンブルに手を出し続けてしまう心理は主に以下の3つが多いです。
- 負けを取り返したい
- 快楽を手に入れたい
- やらないと落ち着かない
順に詳しく説明していきます。
負けを取り返したい
失ったものを取り戻したい!!
あなたもそんな感情になったことがあるのではないでしょうか。
ギャンブルの場合はお金を一瞬で失います。
頑張って働いて得たお金が一瞬で失われたら、取り返したいと思うのが人間の自然な感情なのです。
詳しくは以下の記事も参考にしてみてください。
ギャンブルの損失を取り返したい心情の正体と対策[コンコルド効果]
快楽を手に入れたい
この快楽は異常なドーパミン量が原因です。
そしてこの感覚は一生消えないと言われています。
脳についての変化は以下の記事にありますのでそちらをご覧ください。
ギャンブル依存症になった脳を理解し依存を克服するためには
やらないと落ち着かない
いわゆるギャンブルをしない状態だと日常生活に集中できない状態です。
ギャンブルがやりたくて仕方ない
このレベルの依存症になるとまともな日常生活を送れなくなります。
そんなとき、支える人の存在が必要になるというお話を次の章でしていきます。
支える人の力が必要
ギャンブル依存症になってしまった人は支えてくれる人を必要としています。
いわゆる『メンター』の存在です。
メンターとは
メンターとは相談者の意味で、支援をする人を指します。
仕事の場面などで使われる言葉ですが、ギャンブル依存症克服にもメンターの存在が必要だと考えています。
メンターの役割
メンターの役割としては、客観的に指摘をすることにあります。
人はどうしても自分のこととなると冷静に判断することができなくなります。
そこでメンターが客観的な視点からその人にアドバイスを送ることで、その人の行動を改良していくお手伝いをするのです。
一方的な関係にならない方がよい
支えるとは言いましたが、一方的な関係にはならないほうが良いです。
オレはこれだけ支えてるのに、ギャンブルやめてくれないしもう知らない!
そのような状態になる恐れがあるためです。
あくまで支えている自分自身が辛いという状況にならないように注意してください。
具体的な接し方
第一優先は本人の意志
私がやめさせてあげなければ!
偉いですが、その気持ちが強すぎると相手を変えようとしてしまうこともあります。
相手を変えることはできない
このことは常に意識しておいてください。
本当の意味でギャンブル依存症を克服するためには、本人が真剣にやめたいと思うことが絶対条件です。
やらないためのお手伝い
あくまでメンターとしてできるのは、相手がギャンブルをやらないためのお手伝いです。
具体的には以下のようなことが考えられます。
- やらない環境づくり
- スリップ後に気持ちを聞いてあげる
- ギャンブル以外の楽しいことを示してあげる
これに限らず、相手をなんとかギャンブルから離せるような支えをしてあげてください。
目指すべきは"自立"
最終的に目指すべき姿は、相手の"自立"です。
いきなり自立はできないですが、徐々に相手自身でギャンブルに手を出さないようにできると良いです。
応急処置的な対処ではなく、長期的な目線での取り組みをしていきましょう。
相手が自力でギャンブルのない生活を送れるようにすることがゴール
まとめ
ギャンブル依存症を支える立場の方向けの記事を書きました。
依存に苦しむ人も辛いですが、その周囲の人も辛いです。
力を合わせて苦境を乗り越えて、その先にある明るい未来に向かって欲しいと思います。
読んでいただきありがとうございました。