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私が吃音に悩んでいた過去をお伝えします

こんばんは!

私はギャンブル依存症以外にも『吃音』というものに悩んでいた時期がありました。

吃音と聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんので簡単に説明しますと、本人は喋ろうとしているのに上手く発声できない病気です。
病気というと大げさかもしれませんが、当人からするとそれだけ思い悩む症状です。
日常生活で友達に昨日あった面白い出来事を話したいけど、上手く話すことができないため最初から話すのをやめてしまうといったことがありました。

その積み重ねで口周りの筋肉が落ちていきますます話せなくなってしまいました。

本日は吃音について自覚から克服するまでの流れをお伝えしようと思います。

吃音の自覚

小学生までは自分が吃音であるとは自覚しておらず、明るく活発に友達と会話をして楽しんでいました。

しかし徐々に自分が話すときに言葉を噛む回数が増え自分自身に違和感を感じるようになりました。
さらに噛んでしまったときに友達から突っ込まれることで必要以上に考えるようになってしまい、吃音問題は深刻化していっていました。

噛んで皆の前で恥をかくくらいならばそもそもあまり話さないようにしようと私は考えました。
徐々に学校での会話をする機会が減っていきました。
その結果、吃音の症状は進んでますます会話をすることが嫌になっていきました。

私の場合は吃音でしたが、みなさんも自分が悩んでいることに対して同じような覚えがあるかもしれません。
悩んでいることを相手から指摘されそれを隠そうとしてさらにその問題が進行してしまう。
今ある問題から逃れようとしてもその問題はますます悪化してしまいます。

ではそんな私がどのように吃音に立ち向かっていったのかについて書いていきます。

向き合い方

吃音ということを自分で意識しだしてからは、吃音という2文字が常に私の脳の中に滞在していました。

今考えるとこれが大きな問題でした。

吃音ということに気を奪われているせいで、必要以上に吃音に苦しめられていました。

「話せない」ということに集中しすぎていました。

人間は誰しも何かしらの不安を抱えて生きています。

当たり前ですが得意なこともあれば苦手なこともあります。万能な人間などいません。

そこで私は、大事なのはできないことに注目するのではなく自分がやりたいことに注目してできるようにすることだと考えました。

私の場合、多少噛んでも自分の言いたいことが伝われば問題ないということを自分の中で理解しました。

そして多少言葉が乱れても、しっかり自分の意見を伝えられるだけの知識や経験を身につけることに集中しました。

その結果、今でもすらすら話せているわけではないですが、吃音への不安は考えることなくコミュニケーションを取れています。

会社の中でも自分の考えを躊躇なく伝えられていますし、多少スムーズでなくても自信を持ってコミュニケーションできているので楽しいです。

本当の問題と向き合う

要は、吃音というのは過去の自分の自信のなさから副次的に現れてしまっていたのだと解釈しています。

自分に自身がないゆえ、他人と関わらない理由として吃音を利用していたのだと思います。

必要な知識や経験を身につけて成長していくにつれて自分に自身がつき、結果として吃音を超えた思考にたどり着くことができました。

すると自分からどんどん発信したくなってきて今では噛むことに対する恐れというものはなくなりました。

すると自分の内面も変化して、どんどん良くなっていくのを感じました。

吃音というものが私自身の成長を後押ししてくれたように感じています。

まとめ

このようにみなさんも今抱えている問題というのを分析してみると、苦しみの本質が見えてくるかもしれません。

今抱えている問題は自分を成長へ導く相棒と考えて、上手く付き合っていけると良いと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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