こんばんは!
最近脳についての本を読んでみたところ、興味深い内容が多かったので色々読み漁っていました。
その中に依存症になる脳のメカニズムについても触れられている部分がありました。
依存症になったら自分の意志とは関係なくその行動をしてしまう状態になりますが、それを脳について理解することで抑制できるのではないかと考えました。
本日はギャンブル依存症になる脳のメカニズムと、それを踏まえた上での自分なりに考えた依存からの脱却方法について書いていこうと思います。
よろしくお願いします。
ドーパミンという物質
まずは脳を依存させるうえで大きな役割を担っているドーパミンという物質について説明します。
ドーパミンとは脳に快楽をもたらす物質です。
人間の脳は、日常で何かを成し遂げたり勝負で勝ったときなどにドーパミンという物質を増やし快楽を覚える仕組みになっています。
そして人間はこのドーパミンを再び得ようと考えて、また何かに挑戦しようと思うわけです。
つまりドーパミンのおかげで我々は快楽を感じて再びそのために頑張れるモチベーションとなります。
このドーパミンという物質は、人間にとって重要な物質だといえます。
ドーパミンを得ることで人間は快楽を感じ次も頑張ろうと思える
異常量のドーパミン=依存
ドーパミンの量は不足していても駄目ですが、多過ぎても駄目だと言われています。
この多すぎる状態がいわゆる依存状態です。
過剰なドーパミンを出したことで、脳はその過剰なドーパミンで得た快楽を忘れられず再び求める行為に至ります。
ここまでくるとなんとなく分かってきたかもしれませんが、ギャンブルもドーパミンを出す行動ですがその量が異常なのです。
日常の行動では得られない量のドーパミンがギャンブルによって溢れ出ます。
すると脳はその快楽を忘れられずまたギャンブルに行きたくなります。これがギャンブル依存症へのきっかけです。
さらにギャンブルを続けて過剰な量のドーパミンを出し続けていると、脳はギャンブルで得るドーパミンの量に慣れてきます。
するとギャンブル以外のことで得られるドーパミンの量では脳が快楽を感じられないようになってしまいます。
こうなると日常生活の中では快楽を感じられなくなり、ギャンブルだけが快楽を満たしてくれるという状態になります。
その結果、ギャンブルをしていないとイライラしたり不安になってしまいギャンブルに通わざるを得なくなってしまうんですね。
これがギャンブル依存症脳のメカニズムです。
ギャンブルで得られるドーパミン量は多すぎる
ギャンブル依存症は一生治らないと言われる理由
ギャンブル依存症は一生治らない病気だと言われることがあります。
これはギャンブルをして得た快楽は強烈すぎて、それを超えるだけの快楽を得る行動というのを日常生活で実行するのは簡単ではないというところから来ているのでしょう。
多くの人は日常で苦しい思いをしてドーパミンを出すことよりも、すぐに簡単に大量なドーパミンを出して快楽を得られるギャンブルに走ります。
意識ではギャンブルを辞めたいと思ってきても、脳がギャンブルでのドーパミンを求めているので行かずにはいられなくなるのです。
それが永久にギャンブルを絶てないままに時間を過ごしていく状態となり、ギャンブル依存症が一生治らないと言われる理由です。
依存からの脱却方法
ここまで書くとギャンブル依存症がいかに恐ろしいか分かってもらえたと思います。
私自身何度もギャンブルを辞めようと決意してはスリップしてきた人間ですが、この仕組みを理解すると今まで辞められなかったのも納得でした。
私は今、40日間ギャンブルしない生活を継続していて精神的にも安定してきて快適な日常を過ごせています。
そんな私が考えたギャンブル依存からの脱却方法を以下に挙げています。
どうしてもギャンブルを辞めたいという方の少しでも参考になれば幸いです。
- ギャンブルできない環境に身を置く
- ギャンブルの快楽を忘れるほどの日常生活を送る
- セロトニンを分泌する行為を習慣とする
順に詳しく解説していきます。
ギャンブルできない環境に身を置く
これが最も効果があるだろうと考えられる方法です。脳が快楽を一生忘れられない以上、ギャンブルをできる環境に居てはふとしたきっかけでスリップしてしまうのが普通です。そこで無理やりでもギャンブルをできない環境にすることで、脳が快楽を求めても行けないということでギャンブルから強制的に離れていこうという作戦です。
デメリットは今の仕事や友人関係などをリセットする必要があるなど変化が大きいということですが、効果は抜群だと思います。大きな変化は厳しいという方はお金を誰かに管理してもらうというのも一つの手です。自分ではギャンブルができない環境を作れればOKです。
ギャンブルの快楽を忘れるほどの日常生活を送る
今すぐに環境を変えるのは難しいという方には、ギャンブルに行けないくらいの忙しく充実した日常を過ごすという方法です。ギャンブルに行きたくなるのは何かしらのトリガーがあるはずです。そのときの多くは時間があるから行くというパターンです。行けるほどの時間や体力がなかったら行く可能性は低くなります。そこで日常を忙しくして没頭することで、ギャンブル以外のことに熱中しましょう。そうしているうちに徐々に自分の中でのギャンブルの優先度が下がってきて、気づいた頃には行かない生活ができるようになってきます。私の場合は仕事とブログ投稿、新たな趣味探しなどに没頭しています。
セロトニンを分泌する行為を習慣とする
以前の記事で紹介したのですが、セロトニンと呼ばれる物質を出すとドーパミンの分泌が抑えられるそうです。セロトニンには気持ちを安定させ心を穏やかにする効果があるので、ギャンブルに依存している自分を抑えることができます。逆にセロトニンが不足してくると欲望のままに行動するような状態となるため、ギャンブルをするリスクが高まります。
以下の記事でセロトニンを分泌できる行動を紹介しているのでぜひ参考にしていただければと思います。
幸せになるための簡単にできる行動4つ
まとめ
本日は脳の仕組みからギャンブル依存症の脱却方法を考えてきました。
自分がギャンブル依存症になったメカニズムを理解できたことでどうすればいいのかも見えてきたような気がします。
まずは現状を理解してそれを変えるために自分の行動に変化を起こしていくことですね。
私は現在の競馬禁では前項で記した脱却方法の2つ目と3つ目の方法を実践した生活を送っています。
もちろんそれでもふとしたきっかけでギャンブル熱が再発して行ってしまう可能性はあるので、1つ目のように強制的に行けない環境を作れるならばそれが一番良いのかなと思っています。
自分に合った方法で少しでもギャンブルから離れた生活を実現させましょう。
もうすぐ秋のG1シーズンが始まると思いますが、私としてはまだまだ競馬をやらない日を積み重ねていけるように日常に没頭していこうと思います。
この記事が少しでも皆さんのお役にたてば嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。